AIも外注も当たり前の時代。

でも、なんとなく全部任せてしまうと、気づかないうちにビジネスが迷子になる──そんな怖い現実、知っていますか?

この記事では、成功企業が実践している「戦略を握る力」と、「小さなアウトソースから始める方法」をわかりやすく解説。

売上アップへの正しい道筋を、一緒に確認していきましょう!

AI時代、あなたはどこまで任せますか?

自動化・外注ブームの裏で「売上が伸びない人」が続出している理由

今、AIや外注サービスを使えば、たくさんの仕事を「自動で」「誰かに」やってもらうことができる時代です。

あなたも、「もっと楽になるなら、全部任せたいな」と思ったことがあるかもしれません。

ここに、大きな落とし穴があります。実は、全部を任せてしまうと、売上はなかなか伸びないのです。むしろ、やるべきことを間違えると、ビジネスがうまくいかなくなるリスクすらあります。

それは、「自分たちで考えるべきこと」まで外に出してしまうと、誰に、何を、どんな風に届けるか──つまりマーケティングの地図を見失ってしまうからです。

地図がないまま、ツール(外注やAI)だけを動かしたら、
気づいたときには、行きたい場所とまったく違う場所に進んでいたんですね。


つまり、AIや外注は誤解を恐れずに言えば「ツール」であって、「地図」ではありません。地図を持たずにツールだけあっても、どこに向かっているのか分からなくなるのです。

これからの時代に必要なのは、

「何を自分でやり、何を任せるか」を正しく判断する力
「戦略=ビジネスの地図」を自分たちで握ること


だから──

・AIや外注は、あくまで道具
・地図(=戦略)は、自分たちで持つべき

これができないと、ビジネスはどんどんズレていき、気づかないうちに収束してしまいます。楽をしようと思って全部任せた結果、かえって苦しい道を進むことになるかもしれないのです。

戦略なき外注が招く“ズレ”の事例

代理店任せで失敗したA社の教訓:誰に何を届けるかは自分で決める

ここでは、実際に起きた「戦略を持たずに外注してしまった失敗例」を紹介します。

あるA社は、「もう全部めんどうだから、広告のプロにお任せしよう!」と思い、広告代理店に集客をお願いしました。最初は、楽でした。プロがきれいな広告を作ってくれて、どんどんお客さんも集まりました。

半年後、こんな問題が起きたのです。

• 売りたいと思っていた商品とは違う商品が売れていた
• 集まったお客さんのタイプが、理想とはまったく違った
• 売上は上がっても、利益がぜんぜん出なかった

A社は、なぜこんな結果になったのでしょうか?

それは、「誰に何を届けたいか」という地図(戦略)を自分たちで持たなかったからです。

広告代理店は、たしかに集客のプロかもしれません。でも、あなたのビジネスの本当の目的や、売りたい商品、お客さんのことまでは、深く理解してくれていないことが多いです。彼らは広告を出すのが仕事なので仕方ありません。


なので最低限、経営者のあなた自身が、明確なビジネス目標を持って、現状との乖離から何を実施するかを見極め、目標達成までの地図を持っておかないと、たとえプロに頼んでも、進む方向はどんどんズレていってしまうのです。

その地図は完璧でなくて構いません。進みながら修正していけば良いのですから。
だからこそ、外注する前に大切なのは、「自分たちの地図」をしっかり作ること。これはAIを使う場合も同じです。

この地図があれば、外注も、AIも、あなたの味方になって、ビジネスを加速させる力になるでしょう。

戦略を握れば、利益は2倍になる

ターゲットを絞ったB社の逆転劇:「安売り」から「利益重視」への転換

次は、「戦略をちゃんと持ったことで、ビジネスが大きく変わった」そんな成功ストーリーを紹介します。

健康器具を販売しているB社は、もともと──

• とにかく「安いですよ!」と広告を打ちまくる
• たくさん売っているのに、ほとんど利益が残らない

そんな状態でした。

安売り合戦に巻き込まれ、「もっと値下げしないと売れない!」と焦る毎日。
でも、あるとき考え方を変えました。

それは、「本当に利益が出るお客さん、理想のお客様だけに絞ってアプローチしよう」という決断です。

つまり──

誰にでも売ろうとするのをやめて、「このお客さんに来てほしい!」という人だけに、ピンポイントでメッセージを届けることにしたのです。結果、どうなったでしょう?

新規の集客数は以前より減っていたにもかかわらず、売上と利益は増加しました。

なぜか?

値段ではなく、会社のブランドやメッセージに共感したお客様が集まったからです。そうした方は、最初から“ある程度の金額”を払う覚悟を持っていて、価格ではなく「誰から買うか」を大切にしてくれた。さらに驚いたのは、そのお客様たちがリピートしてくれるようになったこと。

結果として、少ない集客でもしっかりと利益に貢献するビジネスの循環が生まれたのです。B社がやったことは、驚くほどシンプルでした。


「誰に売りたいか」を明確にした
「その人たちだけに」広告や情報を届けた
相手の感情を動かすメッセージとデザインを使った

──たったこれだけです。

でも、この「たったこれだけ」ができていない会社が、実はとても多いのです。対象を絞ったことで、すべてが決まりました。誰に届けるのかが明確になると、


・どの媒体で発信すべきか
・どんなメッセージを使うべきか

すべてが自然と決まっていきます。だからこそ、マーケティングコンテンツも迷わず作れるのです。でも、この「小さな違い」が、ビジネスの未来を大きく変えました。あなたのビジネスも、同じです。


どういったビジネス目標を達成するために誰に、何を、どのように届けるのか?
なんとなくやるのではなく、これらをまず “自分たちで決める” ことが、つまり「マーケティング戦略を握る」ということです。

もちろん、
最初から完璧な戦略は作れません。でも、何が正しいか・間違っているかは“出してみないとわからない” のです。そして、正しいかどうかを判断するためにも、最初の「戦略という軸」がなければ、計測もできません。


あなた自身が「未来を選び取る力」を持つこと。
判断し、意思決定し、動くこと。これこそが、これからの時代において小さな企業が生き抜くもっとも大切なマーケティング力です。

フォロワーを集める方法や、チラシやLPを作る方法よりも、数倍、大切なこと。

どれだけ素晴らしい戦略が目の前にあっても、決断できなければ、何も始まりません。

──
私たちも、何度クライアント支援の現場でそうした“惜しい瞬間”を目の当たりにしてきたことでしょう。

戦略を立てる起業家になりたい方はこちらの記事を読んでみてください。

もううんざり!結果のでない行き当たりばったり集客をやめて戦略的起業家になる!

全部抱え込まず「小さなアウトソース」から始めよう

まずはSNS投稿や動画編集だけ──小さな外注が集中力を取り戻す武器に

ここまで読んでくださった方なら、「戦略は、やっぱり経営者本人が決めるべきなんだな」ということは、きっと伝わっていると思います。

でも――

「戦略を立てるのはわかったけど、それを実行まで全部自分でやるのはキツいよ……」

そう感じている方もいるかもしれません。
大丈夫です。全部を自分でやる必要なんて、ないんです。

実際、うまくいっている経営者さんたちや、
私たちのクライアントさんを見ていても感じます。みなさん共通してやっているのは、「得意なことだけに集中し、その他は少しずつ任せる」ということ。


完璧に一人でやろうとしなくていい。
大切なのは、“何をやるか”ではなく、“何に集中するか”です。

たとえば、こんなふうに考えましょう。
 戦略を立てるのは、自分たちでやる。 でも、手間がかかる作業は「小さく」外注する。

具体的には──

・SNSの投稿作成だけを外注する
・動画編集だけを頼む
・資料作成だけAIに任せる

こうした小さなアウトソースから始めれば十分です。

逆に言えば、時給換算で数万円以上の価値を生む経営者が、SNSの操作に何時間も悩んだり、動画編集に没頭したりするのは、ビジネスの成長チャンスを自ら手放しているようなもの。

もちろん、最初は「自分で把握する」のも大切です。

ですが、そこに時間を費やしすぎるのは、本当に価値を生む判断や意思決定の時間を削ってしまうことにもなります。

高いクオリティで、スピーディにこなしてくれる人や仕組みが、今の時代には、手を伸ばせばいくらでもあります。それを「任せる決断」こそが、経営者としての実行力なのです。

たとえば、S社というB2B企業も、最初はすべて自分たちで抱え込んで、社員が疲れきっていました。

でも、


• チラシデザインだけ外注
• レポート作成だけAI化

これをしただけで、営業に使える時間が1.5倍に増えたんです。そして半年後には、売上が20%アップしました。

つまり、ポイントはこれです。

小さなアウトソースは、あなたの強み、得意なことを最大限に活かす武器

本当にやるべき仕事──たとえば「戦略を立てる」「お客様と向き合う」「商品を磨く」など、売上に直結することに集中できるようになるのです。


全部を自分で抱え込まないでください。少しずつ手放すことで、あなたのビジネスはもっとスムーズに、もっと速く成長していきます。

売上を伸ばすために今すぐやるべきこと

自分でやるべき仕事を明確化

まとめると、今すぐやるべきことはシンプルです。

1.何を自分でやるべきかをはっきりさせる。
(=戦略、ターゲット、メッセージは必ず自分たちで決める)
 自分の強み、得意なことを客観的に把握するもオススメです。それにはストレングスファインダーのようなツールが有名ですが、弊社ではウェルスダイナミクスを使っています。無料で診断できるツールもあるのでおすすめです。

ウェルスダイナミクスの無料診断を受けてみる


2.それ以外の手間がかかる作業は、小さくアウトソースする。
(=SNS投稿、動画編集、資料作成など、戦術の部分はどんどん任せる)

この「線引き」ができるだけで、あなたのビジネスは、ムダな作業に時間を取られなくなり、本当に売上につながることだけに集中できるようになります。

楽をするために「全部任せる」──それは逆に遠回りです。
疲れるために「全部自分でやる」──それもまた違います。

大事なのは、地図(戦略)は自分で握り道具(作業)は少しずつ手放していくこと。


このスタイルを身につければ、あなたは「自分のビジネスを、自分の意志で育てる力」を確実に手に入れるでしょう。

そして、売上も、成長も、今よりずっと加速していきます。

結論

AIや外注の力を借りることは、これからのBtoBデジタルマーケティングにおいて欠かせない選択肢です。

しかし、すべてを丸投げすることは、売上や利益を確実に遠ざけるリスクをはらんでいます。

これからの時代、ビジネスを成長させるためには、自分たちで戦略を握ることが必須です。

「何を自分でやり、何を任せるか」──この線引きができるかどうかが、勝ち残る企業と脱落する企業の分かれ道になります。

本記事で紹介したポイントを意識することで、ムダな作業を手放し、売上に直結する動きを加速させることができるでしょう。

• 全部任せると売上が落ちる:地図(戦略)を持たずに手段だけ動かすと、ビジネスは迷走する。
• 外注もAIも「サポート役」:自分たちで戦略を握り、パートナーと連携することで力を最大化できる。
• ターゲットを絞れば利益は2倍に:B社の例に学ぶ、安売り脱却と利益重視戦略。
• 小さなアウトソースから始める:まずは投稿作成や動画編集など、手間だけを手放す。
• 自分の未来は自分で選ぶ:地図を握り、サポートを活かすことで、売上もビジネスも加速できる。


私たちNASHUKAは、

「社長が“戦略”を握り、現場の“実装”は任せる」
そんな分業と集中ができるよう、裏方として仕組みを支えています。

たとえば──


「方向性は見えたけど、手が回らない」
「判断の精度を上げたい」

そんな悩みがあれば、無料で戦略の整理と優先度の明確化をお手伝いします。
最小の手間で、最大の成果へ。

無料戦略セッションはこちらからご予約いただけます。